わすれもの

2014年8月、はじめての妊娠が稽留流産でした。その時の記録。と、2015年8月に生まれた娘の記録。

稽留流産 手術後 3日目

朝、目が覚めて時計を見るとまだAM6:10だった。
昨晩寝た時間は覚えてないけど、夜中にお腹が痛くて何度も目が覚めた記憶はある。

おしっこがしたかったのと、ナプキンが気になったので、トイレに行こうと起き上がろうとするも、お腹が痛すぎて上手く立ち上がれない。
生まれたてのキリンみたいに、ヨロヨロ歩く。
腰を曲げないと歩けない。

「うー、うー、痛いよー」と言いながら言いながら、いつもの2倍くらい時間をかけてようやくトイレへ。
おしっこを出す時の痛みがある。
出血もそこそこしている。
生理3日目くらいの量。
一度便座に座るとなかなか動けない。
明らかに子宮がおかしい。
本当に子宮が収縮する痛みだけ?
不安しかない。

その足でキッチンへ行き、市販の鎮痛剤を飲む。
胃に何も入ってないけど、前に飲んでからは6時間経つ。
腰を曲げて歩くからか、腰も痛い。
ベッドに戻る。
寝転ぶのも辛い。

隣でまだ旦那さんが寝ている。
二度寝しようと思ったけど、お腹の痛みが気になりすぎてネットで検索をする。
「稽留流産 術後 腹痛」
「稽留流産 術後 激痛」
たくさんの記事がヒットするが、歩けないほどの痛みや、排尿に伴う痛みよりも、術後腹痛がそこまでひどくない人の方が多く感じた。

検索していると、また激痛に襲われる。
『もし今、大きい方をしたくなったら気絶しちゃうんじゃないか?』ってくらい。
それをそのままツイッターでつぶやいた後、本当にもよおしてきた。
またトイレに駆け込む。

下痢だった。

終わったあと、腹痛が少し和らいだ気がした。
そうこうしている間に、旦那さんが起きた。
家を出る10分前だった。

朝ごはんを用意してあげることも、お昼代をあげることも、お茶を水筒に入れてあげることもできず、腰を曲げながらお見送りをした。
またベッドに戻った。

何気無く自分で自分のほっぺを触ってみると、熱かった。
もしかして・・・と思い熱を計ると、38℃と表示されていた。
手術後に先生が、38℃以上の熱が出たら連絡するようにと言っていたなと思い出して怖くなる。
再度計ると、37.7とか37.9とかだった。
病院に連絡しようか迷ったけど、とても車を運転できるような状態じゃなかった。
旦那さんにメールで状況を説明して、早く帰って来られないか聞くも、難しそうだった。
とりあえず寝て、一旦夕方まで我慢することにした。

それにしても、お腹が痛い。

夕方、旦那さんが連絡をくれて起きた。
熱を計ると、39℃。
すぐ帰ってきてくれた。
病院に電話すると、今から来れますか?との事だった。
急いで向かう。
感染症とかで無ければいいな・・・

病院に行くと、ちょうどお産があり、診察が遅くなるとの事。
ベッドで寝て待ってるか聞かれたけど、寝ても痛いのでソファで待った。
前かがみになると、なんとなく痛みが和らいだ。
そういえば、何も食べてないなと思い、オレンジジュースを買って飲んだ。

1時間ほど待って、診察へ。
子宮をグギギと開く機械を入れられたり、内診されたり、エコー入れたり。
どれも痛かった。
先生は、特に異常は無いと言ってくれた。
多分、子宮の収縮の痛みだよ、と。
それはわかるけど、本当にこんなに痛いものなのか?
とりあえず座薬をもらって帰った。

旦那さんは、病院が終わったらまた仕事に戻ると言っていたが、自分も体調が良くないらしく、一緒に帰ってごはんを食べた。
座薬もしたが、痛い。

そのあとまた激痛が来たので、トイレに駆け込んだら、下痢だった。

ふと気が付くと、お腹の痛みが和らいでいた。
座薬効果?
夕方にシャワーはしたので、今夜はやめておくことに。
寝る時もさほど痛みはなく、夜中に起きることも無かった。
座薬、はじめから出して欲しかったな。