稽留流産 手術後 1日目
目が覚めると、お母さんも旦那さんもまだぐっすり寝ていた。
お腹の痛みはさほど無く、すんなり起きられた。
お母さんを起こし、一緒に朝ごはんを作る。
キッチンを歩きまわったり、ずっと立ちっぱなしでもお腹の痛みはそこまでない。
出血は、生理2日目ほどあり、安心する。(同時に面倒くさくなる)
お母さんが、わたしが数日動けなくなることを予想して、たくさんのおかずやらスープやらを作り置きしてくれた。
料理が苦手なわたしなので、余計に嬉しい。
旦那さんは積極的にわたしのお母さんと話そうとしないが、わたしが間に入ってなるべく3人でたくさん話をした。
旦那さんは、バイクを直したり(ずっと壊れている)、3月に挙げた結婚式の写真のアルバム作成の依頼に結婚式場へ行ってくれたりした。(まだ取りに行ってないなんて・・・)
もともと今日一緒に行く約束をしていたが、こんな状態なので一人で行ってもらった。
わたしの友達がプランナーだし、流産のことは話していないし、その友達は2週間後に挙式だしでいろいろ思うところがあり、自分からはとても話せる状況じゃなかったので、旦那さんから話をしてもらった。
友達にも、旦那さんにも申し訳ない。
旦那さんはPM4:00頃帰ってきた。
友達からもLINEが入っていた。
『今は、人のことを気遣うんじゃなくて、辛いって言って泣いて良いんだよ』というような励ましの言葉だった。
正直、今回の件、わたしはもう立ち直っている。
本当は辛くて辛くて辛くて辛くてしょうがなかったけど、いつまでもウジウジ泣いている場合じゃない。
ママがこんなんじゃ、ふうちゃんは戻ってきたくないんだ。
友達に話せなかったのは、知られたくなかったからだし、重い話もしたくないし、悲しんでほしくないし、なんて声をかければいいか悩んでほしくなかったし、色々だ。
話したくない気持ちは今でも変わらないけど、ふうちゃんに対して悲しんだり、辛いなあと思ったり、もう嫌だなんてことは思わない。
ママは早く元気になって、またふうちゃんが安心して眠れるベッドを用意するからね。
お母さんは、今夜の最終バスで滋賀へ帰る。
明日、お母さんの50歳の誕生日だったので、旦那さんに帰りにケーキを買ってきてもらい、3人で食べた。
なんだか照れた。
旦那さんの運転で、最寄り駅まで送る。
木曜日の夜から、今日の夕方まで、本当にありがとう。
手術の日はずっと着いていてくれたし、家事をやってくれたし、感謝の気持ちでいっぱいだ。
遠くに離れて住んでいるのは寂しいけど、ふうちゃんが産まれたらまた助けてほしいな。
家族って、いいな。